April 2012 in Toscana
蜂の巣。なかにワックス(食べても無害な)で作った六角形の穴のあいた板を詰める。
ジャムや蜂蜜、トマトピューレ、オリーブなど。
りんご、葡萄、プルーン、などなどのジュース。果汁100パーセントで甘くて美味しい。
家で飼っている牛のミルクから作ったチーズ。キアーラが作り方を勉強していた。
ロンドン滞在後の春、念願のイタリア・トスカーナへ渡った。
トスカーナといえばフィレンツエ。沢山の芸術作品や伝統工芸をいまだ受け継ぐ職人も多く住む花の都。
日本でも冷静と情熱の間が有名だからみんな知っている場所だろうと思う。
昔観たこの映画に心打たれてからずっとずっと行きたかった場所。
私の祖母が大好きで旅行で訪れては私に色んな話を聞かせてくれた。
5年くらい前に、イタリア行きのチケットを買ったのだがそのときは急性胃腸炎にかかってしまいキャンセルせざるを得えなくなってしまったことがある。
だから余計、あのドゥオモのある旧市街はどんなロマンティックな場所なんだろうってずっと訪れる日を待っていた。
そんなこともあり、イタリアでアグリカルチャーを体験するなら素晴らしく空気もきれいであろう田舎へ行きたいと思い迷わずトスカーナを選んだ。
地図や旅行雑誌で空想の旅をするのが好きだったこと、祖父母の旅行話を聞いていたこともあり、シエナやサンジミニャーノという地名は知っていた。だから農家を選ぶとき、なんとなくその辺りに行ってみようと決めた。
それからもう一つの決め手は子供がいる大きな家族。
ロンドンで友達になったイタリア人を見ていて、みんな家族思いな人たちばかりだった。
イタリアでは週末に家族でご飯を食べたり、ホリデーやパスクア(イースター)には親戚も集まるなど、男の子はママが大好き、女の子もパパ大好き。基本的に人が好きでおしゃべり好き。
選んだ家族は4人の子供のいる大きな家族の家。
兄ラウロ(25), 姉キアーラ(23)、弟トマゾ(16)、妹チェチリア(12)それから父ルチアーノ。
お隣さんには小さな男の子2人が住む4人家族。
彼らは主にミツバチを飼っており、色んな種類の蜂蜜を作っているそのあたりの地域では一番大きなラボのあるお家。
りんご、アプリコット、野菜なんかも育てていてジャムやピクルスみたいな瓶詰めも売っている。
写真はラボの中で管理された商品たち。
つづく