イベント時になると何かと施されるロンドンのトラファルガースクエアには巨大なカウントダウン時計が一年以上前から出現し、そこを通るたびに今日この日のことをまだまだ何日も先だななんて考えていました。
そのころから街中に出没しだしたこの2体・・・ウェンロック&マンデヴィル。
巷で不評だったこのキモ(カワイイ)マスコットは今みてもキモいです。奈良の遷都君を彷彿とさせますね。
そして、オリンピック特集の番組を見ていて気になったのがオリンピックのテーマ、
「史上最もエコな環境作り」
これを重視するとのことです!興味津々です。
どの地域にも緑が豊富でちょっと歩けば川や運河に出くわしいちいちオシャレになってしまうロンドンですが、若者が作るバーやカフェでも環境(もちろん緑もだし街並みにちゃんととけこむような外観作り)に徹していて新しいものと伝統を融合させることへの彼らの配慮(バブも公園もないと生きていけないのでしょうが)には毎度の事ながら感心してしまいます。前にも書きましたが、DalstonにあるRooftop parkという屋上バーはみんなが求めていた憩いの場所ですね。屋上に芝生(プラスチックの人工だけど)、太陽光発電機。そんな彼らのアイディアとクリエイティブさが大好きです。
さて話をオリンピックに戻しますが、メインのオリンピックスタジアムは東部のStratfordにあり、他のスタジアム(カヌーや一部会場を除き)もほとんどは市内にあります。すなわち、選手たちの移動時間の短縮に繋がるということ。
そして今回力を入れたという設計により会場スタジアムはなんと、もともとそこにあった工場で使われていたガスパイプ再利用したそうなんです。大会後には解体し4年後のリオオリンピックのスタジアムに再利用するんだそうです。おっきい計画ですね。
それからスタジアム周辺には本物の川、リー川が流れているので橋がいくつかありますが、その橋たちは、建物を取り壊したあとのコンクリートを使ったらしいです。
他にも、大会後もローカルスタジアムに生まれ変えるために、観客のイスが取り外し可能になっておりまた再利用するとか、大会中のトイレの水は、プールの水を使用するなど、いろんなプロジェクトがあるみたいです。
私が滞在していた時から工事は進められオリンピックのために(うわさ)すてきだった場所が壊されたり、と悲しいことはありましたが、これによりストラトフォードの治安が改善されたらしいです、といよりもそういう狙いがあったんですね。
オリンピックが開催されるハックニーは近年ではアーティストなどが増えトレンディなエリアになりつつあり、個人的にも面白いところを探すのが楽しくて好きなエリアだったのですが、なにせ失業者問題や低所得者の街で治安が悪く危ないと言われていましたし、改善させるということは長年の課題であったみたいです。
でもこのオリンピック建設を機に、地元からも雇用があったみたいです。オリンピックで使われた施設などは、終了後には新しい街や公園になる予定だそうです!その名もリー・バレー。低所得者の人々向けの公営住宅もできるらしく、この流れとってもすばらしいですね!ロンドンの人々がどう感じているかは実際にはわかりませんが、こういう国をあげての大プロジェクト、成功して欲しいと願います。
No comments:
Post a Comment